居場所
実験工房、個室エリアの奥側の部屋。
解説
カゲの研究をしている雄機械。
カゲのことを「シャドー」と呼んでおり、彼の文献にもその名前で登場する。
実験工房内で「反順応液」とおぼしき液体を観測する姿も見られる。
その正体は、そとの世界でガタリと共に精神治療装置「ガラージュ」を開発した研究者である。
ただしガラージュ内でのアインはあくまで分身であり、そとの世界のアインそのものというわけではない。
しかし生身のアインの影響が全くないわけでもなく、「未来」を重視する姿勢は、治療に於ける方針として本人の意思を反映したもののようだ。
自身やこの世界がはじめから「存在しない」、かりそめの存在であることは認知している様子。
そのためか、他の機械たちに対する態度はかなりドライなもので、かつて機械たちを集めて行った「群衆真理の実験」は凄惨な内容だったという。