居場所
順応堂、病室手前にある部屋。
解説
両目にスコープを嵌めた雄機械。
順応堂の病室前に居座り、時々ルウのタンクの撹拌を行っている。
過去に幾度となく「換骨手術」の施術をしていたらしく、部屋内には古びた機械の部品が乱雑に置かれている。
換骨手術とは機械のメインフレームを丸ごと交換する作業で、その手順はほぼ解体作業と変わらないため、施術対象は急激な順応度の低下を伴うようだ。
そこで順応液を投与しながらの作業となるのだが、彼は投与量を解体ギリギリのラインとなるよう調整し、わざと対象が苦しむように仕向けていた。
ギリギリを攻めすぎて本当に解体させてしまうこともあったようだが、全く悪びれる様子はない。
部屋の奥にある釣り場に雌機械の部品が浮いているが、これらは手術失敗で解体した機械のものである。
ルウが解体寸前になったときに、換骨手術を執り行った張本人でもある。
この際に取り外したパーツの一部はビスの元に届けられたが、それが彼の意思によるものかは定かではない。
過去にはジュースの改造を行ったときにも手を貸していた。
この時の経験から、ジュースのことを「バケモノ」と呼ぶに至る。