ガラージュ完全版:治療の手引

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ガラージュ完全版:ジュース

ジュース

居場所

白瓦斯屋2F、封じられた扉の先。

ジュースの居場所

解説

白瓦斯製造機として異様な姿に改造された雌機械。
その白瓦斯生成能力はすさまじく、この世界の大半の需要をまかなえるほど。
更に生成の過程で出る廃油も、大型の蒸気機関の燃料として使われる。
工場やプレスマシンといった大がかりな設備は、ジュースの存在なくしては成り立たない。

ジュースの巨大な「腹」の白瓦斯タンクは、部屋の外からも見ることができる。
内周側の白瓦斯屋の隣、進入禁止エリア内の角あたりにある球体がそれである。
ここから無数の給油管が、ハジメや店主たちの住居に繋がっている。

ジュースのタンク

白瓦斯の原料となる大量の蟹や蛙は「シガー標本店」で調達されたもの。
普通に食べるのではなく、ミキサーで撹拌されたものを直接流し込まれている。

改造される前は見た目こそ普通の雌機械と変わらなかったが、その順応度はヤンすらも凌駕するほどの高さだった。
しかしその一方で「固有の意思」と呼べるものを持たなかった、と評されている。
行き場をなくした溢れ出る順応度は、ジュースの意思に関係なく他人を巻き込むものとして発現していたようだ。
例えばリズはジュースを見つめて「吸い込まれそうになった」あとに失明したりと、望まずして周囲を傷つけるものとなっていた。

ジュースの改造の発案者はヤンだが、それは単なる白瓦斯不足を補うためだけのものではない。
世界の主であるはずのヤンすらもジュースに恐れを抱き、その恐怖から逃れるためにこのような改造を施した…とされている。
また、ジュースの溢れ出る順応度を、白瓦斯生成により消耗させ抑え込むという目的もあったようだ。

ちなみに彼女のカゲは「プシケ」。
時系列は定かではないが、プシケもまたヤンの手によって燈台3Fに封じられている。

 

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