居場所
外周北側、「ブルカニロ玩具店」内。
解説
玩具職人の雄機械。店の中には彼の手掛けた玩具が並んでいる。
作っているのは玩具だけにとどまらないようで、メイン画面右上にあるメーターには「BULCANIRO MADE」の銘が刻まれている。
「音」に魅せられ、オルゴールを発明した人物でもある。
もっとも、そこに「共鳴板」は含まれておらず、オルゴールが最終的にどのような使われ方をしていたか、彼自身は知らないようだ。
最近は玩具が必要とされなくなり、加えて彼自身も新しいアイデアが浮かばなくなってしまったらしく、そのことをずっと嘆いている。
この世界が停滞していることの表れと言えるが、ヤンの手により世界に「秩序」がもたらされたことが関係しているのだろうか。
ちなみにネーミングの元ネタは宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」第3次稿に登場する「ブルカニロ博士」。
この小説は4度にわたって大幅な推敲が繰り返されており、第3次稿は「初期形」と呼ばれている。
なお完成形、つまり第4次稿ではこの人物は登場しない。
初期形と完成形の両方を読みやすくコミカライズした作品などもあるので、興味がある方は手に取ってみてはいかがだろうか?